チェンバロ製作家安達正浩 – クラヴサン工房アダチ
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チェンバロ、クラヴィコードの製作をご希望の方に、材料の斡旋と懇切丁寧な製作指導を行っております。厳選された材料から製作しますので、本格的なチェンバロ、クラヴィコードをお作り頂けます。海外から取り寄せる製作キットより遥かに格安で、本格的なチェンバロ、クラヴィコードをお作り頂けます。
3.5オクターブから4.5オクターブ程度の共有弦型または専有弦型クラヴィコードを原寸大の図面を元に製作指導いたします。材料は、スプルース、菩提樹、洋梨なと最適な材料をご提供致します。
内間寅男氏: 『 鍵盤がやっとできました。 勝 (^^♪ 』 |
チェンバロ製作の挑戦者: 岐阜県お住まい 内間寅男氏 |
チェンバロ製作奮闘中 内間寅男氏: 『 どんな音がするのか、 心もわくわく (^^♪ 』 |
イタリアンモデル一段鍵盤チェンバロ 記念をする、一枚キャチャ。 |
チェンバロのbodyを完成しました。 絶好調なので先生と握手 (^^♪ |
クラヴサン工房アダチにて 挑戦者: 内間寅男氏の作品です。 |
/ あなたも手作りでチェンバロを作って見ませんか? /
こちらは学校の教師をしている方がイタリアンチェンバロに挑戦風景です。
挑戦者: 内間寅男氏 『 趣味でオルガンを作っていますが
チェンバロにも興味がありました。
オルガン作りをライフワークにしたいと思っています。
この為の木工の基礎をチェンバロ作りを通して学べたらうれしいと思っています。』
イタリアンモデル製作を完成した内間寅男氏:
『 製作を開始してからあっという間に1年間立ちました。完成になりました!
今まで趣味でオルガンを作っていましたが、
今回のチェンバロの出来映えはどこに出しても恥かしくない美しい仕上がり,
自分で作ったのが信じられない思いです。
早くプロの演奏家に弾いてもらいたいと思っています。』
/ チェンバロ作り挑戦、その後……… /
オルガン製作も完成した内間寅男氏:
『50年前にバッハのオルガン曲パッサカリアに出会いその時からオルガンの虜になりました。
オルガンを自作する夢を実現するため、木工を学ぶ過程で同じ鍵盤楽器のチェンバロを安達工房で、指導を受けて完成。
その経験を活かしつつハウスオルガンの製作を目指し遂に今回50年の夢自作オルガンを完成。
そのオルガンでのパッサカリアのレクチャーコンサートを企画実現しました。』
左:挑戦者:内間寅男氏
右:安達正浩
内間寅男氏 が製作したチェンバロ、オルガンでのレクチャーコンサート
2024年5月12日、可児市文化創造センターala
挑戦者の紹介:名古屋市にお住まいの齋藤氏 これからラヴィコードを製作しましょう。 接着前のパーツ、接着 |
ケース・共鳴胴のフレーム | 始めは、ケース・共鳴胴の製作です。 モデルを忠実に再現させるため、アリ溝でフレームを組み立てるのは、プロでも大変な仕事ですが、 見事にそれをされました。 |
鍵盤は、一枚の大きな菩提樹の化粧板を 切り出して、連続に作ります。 1ケ1ケ形の違う鍵盤を、一枚の板の上に正確に トレースして、糸鋸で切り取って行きます。 根気のいる作業です。 |
キーアクションとの関係も有りますので、 厚さなど正確に作らないと、 重さのバランスが保てなくなります。 |
黒鍵と白鍵が、ピアノとは逆ですが、 黒鍵には薄い黒檀を貼り、白鍵には牛骨を 貼ります。 |
これから響板を作ります。 | 響板は、(仏)エピセア(英)スプルースを 接着して剥ぎ、カンナで薄く削って仕上げます。 |
微妙にカーブしている、ブリッジは、ブナ材を 切り出して作り、響板のほぼ中央に接着します。 この部分が音の原点になりますので、 一番確実に作らねばならぬところです。 |
普通の大工道具店で売っている釘です。この釘を、切断し、端っこの部分を叩いてチューニングレンチの入る角型に仕上げ、薬品で酸化して黒染めし、最後に弦を通す細い穴を明けて、チューニングピンを作りました。50本以上ですよ!! |
「クラヴィコードを弾く婦人」 (1665) 、ヘラルト・ドウ、ダリッジ美術館、ロンドン。 | |
左:モデルとなったJohann Andreas Stein ,1787 M0del : Clavichord , attributed to Johann Andreas Stein , Augusburg , 1787 by Gemeentemuseum |
右:クラヴサン工房アダチにて 挑戦者: 齋藤氏の完成品 (週末を使って、一年間で完成) |
/ クラヴィコード製作の希望がありますか? /
名古屋市にお住まいの齋藤氏から、
クラヴィコードを製作したいと言うメールを頂いたのが、
材料の提供・製作指導を快諾してもらいました。
当の齋藤氏も、始めは『本当に作れるの ??』、半信半疑でしたが、
正確に図面をトレースするところから始められ、
ノミ・カンナの扱い方を徐々にマスターされて行くうちに、
これなら完成間違いないという感触をつかまれて、
根気よく、丹念に製作され、遂に完成されました。
見事としか、賞賛の言葉はありません。
パーツ | 材料 |
---|---|
ケース・共鳴胴 | 山桜 |
響板 | (仏)エピセア (英)スプルース |
鍵盤 | 菩提樹 |
黒鍵 | 黒檀 |
白鍵 | 牛骨 |
ブリッジ | ブナ |
チューニングピン | 鉄釘 |
項目 | 使用 |
---|---|
Size | height 10, width 98.2, depth 29.3 |
Compass | 4 octaves + fourth, C-f3 |
Keyboard width (of two octaves) | 31.5 |
Key | Unfretted |
Strings | Unichord (single strung) |
String length | C 84.4, c 66.3, c1 48.2, c2 29.1, c3 15.5, f3 11.9 |
チェンバロ、クラヴィコードの製作指導希望の方は
まず、安達チェンバロ工房までお気軽にお問い合わせください。