チェンバロ製作家安達正浩 – クラヴサン工房アダチ
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お手持ちのスピネットのプラスチックジャックを木製ジャックに交換いたします。
歴史的木製ジャックには通常のチェンバロと同じデルリン、羽軸等のツメ(プレクトラム)が使用できます。このことにより初心者でもツメの交換調整がより簡単になると同時に好みの音色、タッチなどをより手軽に試していただくことが可能になります。またツメ自体の価格も非常に安価なものとなります。
木製ジャックに交換する良い点の第二の特徴は鍵盤を演奏した時、木製ジャックを通して木の心地の良いアコースティック感をより楽しめるということだと考えております。演奏することは一般には耳で音を楽しむ事だと思われていますが、木製ジャックに交換して頂くと分かると思いますが、演奏者は実は指に伝わる楽器からの振動と聴覚の二つの感覚で演奏を楽しんでいるということです。指に心地良い振動が伝わると音が体全体に広がってゆき高音は軽やかに、低音は豊かにお腹に響いていく感覚を指からの振動で体感して頂けます。音と体が一体になることにより演奏の中に深く入っていくことが可能となり、演奏する楽しみ、音楽と一体になる感覚を味わって頂けると思います。
備考*木製ジャックの仕様は機能改善のために予告なく変更する事があります。
左:交換後、木製ジャック
右:以前のプラスチック製ジャック
プラスチック製ジャックを木製ジャックに
交換作業が完了
もう一つタイプのスピネット 左:以前のプラスチック製ジャック
右:交換後、木製ジャック