チェンバロ製作家安達正浩 – クラヴサン工房アダチ
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チェンバロフレンチモデル・二段鍵盤
日蓮宗感應寺(静岡市)所蔵 ブランシェ 1733 年
安達正浩の楽器によるCD製作風景(チェンバロ製作サイトを離れます。)
チェンバロモデルに合わせた椅子例
他のチェンバロ椅子例
楽器モデルはフレンチ二段鍵盤です。静岡の日蓮宗常住山感應寺からの依頼を受けて製作いたしました。感應寺は徳川家康公の側室で深く日蓮宗に帰依されたお萬の方が、家康公の東照大権現百日法要をここ感應寺で行ったことで知られております。ここ駿府静岡は家康公の隠居後の居城駿府城の旧跡であり明治維新後の江戸幕府最後の将軍慶喜公が明治二年、元代官屋敷に浮月楼の庭を造られ二十年間お住まいになられた歴史の地とのこと、日蓮様、家康公の駿府城を装飾の中心にデザインいたしました。
楽器内部の大屋根(蓋内側)には現存する駿府城の堀の石垣を金箔による背景とし、日蓮が亡くなった十月に季節外れの桜が咲いたという故事に基づいて堀に寄り添う桜花をプラチナ箔で表現いたしました。楽器本体側面には仏世界の蓮の花をモチーフとしています。楽器全体でここ駿府における日蓮宗の花をこれまでのようにまた一層大きな花を咲かせて頂けるようにとの願いを持って製作させていただきました。
鍵盤 | 下(主)鍵盤 | 8、4フィート2列の弦 |
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上鍵盤 | 8フィート1列の弦 | |
バフストップ装備 | ペダルなし | |
音域 | FF~f3 61鍵(5オクターヴ) |
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ピッチ | a1=398Hz~440Hz (ピッチ可変トランスポージング機構付) |
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寸法 | 奥行2m35cm 幅95cm 厚さ30cm (脚部含まず) |
ケース | ポプラ |
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響 板 | エピセア |
ピン板 | フランス樫 |
ジャック | 梨 |
タング | フランス柊 |
ジャック・バネ | いのしし背毛 |
鍵盤 | 黒檀張(黒鍵)、黒染梨材牛骨張 |
弦 | マルコム・ローズ製作クラヴサン用特殊弦(中高音:鉄、低音:真鍮) |
爪 | 羽軸またはデルリン(フォーゲル鋳造) |