チェンバロ製作家安達正浩 – クラヴサン工房アダチ
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チェンバロフレンチモデル・二段鍵盤 | 神奈川県 個人蔵
フレンチ二段鍵盤チェンバロです。装飾は18世紀フランスパリで活躍したロココを代表する画家フラゴナールがパリ近郊の町サンクルーでのお祭りを描いた油絵を題材にしております。オリジナルの画は現フランス銀行の応接間に在り年一度のみ公開されております。サンクルー公園は18世紀当時そこに設置された大噴水で有名でありこの絵にもその噴水の水しぶきが中央部分に描かれております。祭りでは人形劇が披露され、様々な出店が出されております。この絵を注文したと思われる注文主の家族が描かれておりますので、実際のこの楽器の注文主の家族の顔に書き換えたパロディとしました。私自身も右側の茂みにしゃがんでおり注文主の猫も絵の中に潜んでおります。オリジナルの画家フラゴナールはフランス革命後も存命で、夏の暑い日にアイスを食べたのち頭がキーンとなったまま治らず亡くなりました。新聞に訃報が掲載されましたが、まだ生きていたんだというのが、多くの感想であったとの事です。絶対王政の最盛期に活躍した象徴的画家へのオマージュでありチェンバロへのオマージュと考えました。
鍵盤 | 下(主)鍵盤 | 8、4フィート2列の弦 |
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上鍵盤 | 8フィート1列の弦 | |
バフストップ装備 | ペダルなし | |
音域 | FF~f3 61鍵(5オクターヴ) |
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ピッチ | a1=398Hz~440Hz (ピッチ可変トランスポージング機構付) |
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寸法 | 奥行2m35cm 幅95cm 厚さ30cm (脚部含まず) |
ケース | ポプラ |
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響 板 | エピセア |
ピン板 | フランス樫 |
ジャック | 梨 |
タング | フランス柊 |
ジャック・バネ | いのしし背毛 |
鍵盤 | 黒檀張(黒鍵)、黒染梨材牛骨張 |
弦 | マルコム・ローズ製作クラヴサン用特殊弦(中高音:鉄、低音:真鍮) |
爪 | 羽軸またはデルリン(フォーゲル鋳造) |